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福井県立若狭歴史博物館
目録種別
古文書(資料群)
資料群番号
O0133
資料群名
百足屋文書
地域(近世,行政村,現在)
遠敷郡小浜,遠敷郡小浜町,小浜市小浜今宮
資料の年代
1757年(宝暦7)~1850年(嘉永3)
資料目録件数
12
組織歴および履歴
百足屋は小浜・上市場町(現在の小浜今宮区)に居住していたとみられる商人。本文書群には一貫して「百足屋忠兵衛」が登場し、これは代々の当主が名乗った屋号と考えられる(以下、忠兵衛家)。小浜の旧市街に残された古文書には「百足屋仁兵衛」「百足屋七兵衛」など百足屋を名乗る人物が見られるが、忠兵衛家との関係は不明である。
資料群の概要
本資料群は主に忠兵衛家に関する売券や覚と、素麺株仲間に関する資料に大分される。前者からは忠兵衛家の屋敷売買や借銀関係など、小浜の中で他の商人や藩と取り結んでいた関係が窺い知れる。後者は小浜市中に存在したと考えられる素麺株仲間に関する古文書で、製造業に従事していた家の文書としては稀有な例である。例えば「覚(素麺職について)」には素麺を製造する上で守るべき事柄が列挙されており、素麺の重さの規定や原料となる粉を挽く時期の制限、株譲渡の注意事項など多岐にわたる。また冒頭には藩主(酒井忠進か)が「御国産ニ候得者随分無手抜可致出精」と仰せ付けたとあり、発言の実否はともかく、当時の若狭国で素麺が特産として意識されていたことが窺われ興味深い。
なお、おおい町に伝わる三宅庄右衛門家文書(『福井県史』資料編9)に、原料となる粉をめぐる相論資料が残されており(三宅庄右衛門家文書1)、百足屋忠兵衛の名前も登場する。
なお、おおい町に伝わる三宅庄右衛門家文書(『福井県史』資料編9)に、原料となる粉をめぐる相論資料が残されており(三宅庄右衛門家文書1)、百足屋忠兵衛の名前も登場する。
県史収載
 
県史以外の収載
 
備考
 
利用上の注記(原本閲覧)
福井県立若狭歴史博物館に事前にお問い合わせください(0770-56-0525)。
利用上の注記(二次利用)
福井県立若狭歴史博物館に事前にお問い合わせください(0770-56-0525)。
利用条件(文書館)
 
複製本番号
 
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