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福井県文書館
目録種別
古文書(資料群)
資料群番号
A0213
資料群名
伊藤家文書
地域(近世,行政村,現在)
福井城下,福井市下馬町
資料の年代
年未詳~年未詳
資料目録件数
83
組織歴および履歴
福井藩の馬術師範家。藩の記録では、「松岡分限帳」に載る伊藤宗右衛門(後に宗八)が宝永6年に15石3人扶持で取り立てられたのが初見。ただし、子孫の伊藤正斌氏が著した「福井藩の馬術の系譜と伊藤家」(『若越郷土研究』23-3)によれば、宗右衛門は同家の4代目にあたるといい、初代喜兵衛が朝倉氏の家臣、2代七郎左衛門が結城秀康に高300石で召し抱えられたという(「秀康給帳」にあり)。その後3代喜兵衛と松岡藩に取り立てられた宗右衛門との関係は不詳。幕末まで大坪流の馬術師範を務めたが、慶応2年に急度慎の処分を受け、御徒に降格となって以降、次の当主が幼年だったこともあり、慶応3年に御馬方を免ぜられた。
以後、松岡藩士となった伊藤宗右衛門を福井藩士初代と数え、歴代を示すと以下の通り(諱は松平文庫「姓名録」によるが、8・9代は伊藤正斌論文による。このほかにも同論文と藩政史料に載る人名が一致しないものがある)。
初代・正勝(宗右衛門・宗八〈惣八〉)宝永6.9.13取立(20人扶持)
2代・正儀(宗八郎・宗八・織右衛門)元文3.7.29家督(20人扶持)
3代・正次(利刀太・・宗八〈惣八〉・織右衛門)延享4.11.21跡目(15人扶持)
4代・敦照(宗八)寛政1.3.29家督(15人扶持)
5代・正澄(喜三郎・利藤太)文化10.8.29跡目(17人扶持)→嘉永3.9.16御暇
6代・正令(甚蔵)嘉永3.9.16召出(15石3人扶持)
7代・[正成](音之助・乙之助)安政3.2.13家督(15石3人扶持)→慶応2.8.20急度慎
8代・[正澄](又太郎)慶応2.8.24相続(5人扶持→15石3人扶持)
1966年に県立図書館に寄託、1974年に同館に寄贈。2022年に図書館から文書館に移管。
以後、松岡藩士となった伊藤宗右衛門を福井藩士初代と数え、歴代を示すと以下の通り(諱は松平文庫「姓名録」によるが、8・9代は伊藤正斌論文による。このほかにも同論文と藩政史料に載る人名が一致しないものがある)。
初代・正勝(宗右衛門・宗八〈惣八〉)宝永6.9.13取立(20人扶持)
2代・正儀(宗八郎・宗八・織右衛門)元文3.7.29家督(20人扶持)
3代・正次(利刀太・・宗八〈惣八〉・織右衛門)延享4.11.21跡目(15人扶持)
4代・敦照(宗八)寛政1.3.29家督(15人扶持)
5代・正澄(喜三郎・利藤太)文化10.8.29跡目(17人扶持)→嘉永3.9.16御暇
6代・正令(甚蔵)嘉永3.9.16召出(15石3人扶持)
7代・[正成](音之助・乙之助)安政3.2.13家督(15石3人扶持)→慶応2.8.20急度慎
8代・[正澄](又太郎)慶応2.8.24相続(5人扶持→15石3人扶持)
1966年に県立図書館に寄託、1974年に同館に寄贈。2022年に図書館から文書館に移管。
資料群の概要
資料点数は81点。歴代当主の手綱目録や同家の享保~文久期の門人帳が含まれるが、大半を占めるのは馬術書である。同家の馬術の流派は神当流と大坪流であるが、「大谷之印」「大谷氏蔵書」の印記を持つ大坪本流の馬術書や八条流、小笠原流、人見流など他流の馬術書も多い。
県史収載
 
県史以外の収載
伊藤正斌「福井藩の馬術の系譜と伊藤家」(『若越郷土研究』23-3 福井県郷土誌懇談会 1978年)
備考
 
利用上の注記(原本閲覧)
 
利用上の注記(二次利用)
 
利用条件(文書館)
 
複製本番号
 
関連資料一覧
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