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凡例
一、福井県史通史編は全六巻からなり、この巻はその第一巻として、通史編全体にわたる「通史編序説」、「原始・古代」の通史を収めた。「通史編序説」では、福井県をとりまく自然環境および通史編全六巻にかかわる福井県の歴史的な特色について叙述し、「原始・古代」では、旧石器文化の時代から平安時代末期までを取り扱った。ただし、必要に応じて、それ以後の時期に言及した場合もある。
一、本文の叙述には先学の研究成果を多く援用したが、その関係箇所には必要に応じて典拠を示した。
一、本文の表記は、原則として当用漢字、現代かなづかいによることとした。ただし固有名詞または特殊な用語については、必ずしもこの原則によらなかった。
一、難訓または誤読のおそれのある語には、各項の初出のところでふりがなを付した。
一、年代表記には原則として日本年号を用い、各項の初出のところで( )内に西暦を記した。
一、本文中の人名の敬称は省略した。
一、引用史料は、原史料が漢文の場合はできるだけ読み下し文に改め、原史料がかなまじり文の場合は原則として原文通りにしたが、必ずしも斉一ではない。
一、引用史料および本文叙述の典拠となる史料についてはその出典を( )内に記したが、それらが『福井県史 資料編1 古代』に収録されているときは、次のように項目を略記し、史料番号を示した。
  公−越前国関係公文類
  寺−越前国東大寺領荘園関係文書
  木−若狭・越前国関係木簡
  泰−泰澄和尚基本史料
  銘−若狭・越前国関係主要銘文類
  編−編纂記事類
  文−文書類
  記−日記類
  法−法制・辞書類
  学−文学・寺社縁起類
また館野和己「若狭・越前国関係木簡補遺」『福井県史研究』一〇に収録されている木簡については、「木補」と略記し史料番号を示した。それ以外の福井県史資料編に収録されているものは、所蔵文書名と資料編の巻数を示した。
一、口絵および本文中の図・表・写真には、それぞれ一連の番号を付し、また、それら資料の所蔵者・提供者およびもとになった出典などについては巻末の一覧に付記した。
一、この巻の執筆者および執筆分担は、巻末の一監に示したとおりである。



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