出前文芸創作教室を開催しました

  

 鷹巣中学校 出前文芸創作教室を開催しました

  9月14日(水)に、福井市鷹巣中学校において西村圭子氏を講師に迎え、出前文芸創作教室を開催しました。
 生徒も中学校の先生も一緒に学び、創作するスタイルで、温かい雰囲気の中、講座が実施されました。俳句は一瞬を切り取った写真や絵であること、感情を表す言葉(うれしい、悲しいなど)はなるべく使わない方がよいということ、感動は季語で表すということの3点が俳句上達を目指すコツであることを学び、その後、身の回りの季語を考え、発表し合いました。季節を問わず季語を出してもらったので、秋の季語を先生が整理し教示してくださいました。季語を確認した後は実際に自分たちで俳句の創作に挑戦しました。まずは「最近、はっとしたこと」をできるだけ短い言葉で書き出し、それを元に俳句を作りました。
 俳句を創作し、その時の自分の気持ちや様子を詳しく説明する文章を作成した後、推敲のポイントを教わりました。「似たようなことばはないか、言葉を引き算する」ことが推敲の際、特に大切であるとのことでした。例えば「きれいな花が」という表現について、花はきれいなものであるから、「きれいな」という言葉は要らないということです。生徒が自分で作った作品をいくつか発表した後、西村先生もこの講座への思いを詠んだ句を紹介してくださいました。
 参加者それぞれが自分に向き合い、思い思いの俳句を創作することができた有意義な時間となりました。