管理セクション
福井県文書館
目録種別
古文書(資料群)
資料群番号
H0060
資料群名
旧南杣山村役場文書
地域(近世,行政村,現在)
南越前町東大道(南条町)
資料の年代
年未詳~年未詳
資料目録件数
237
組織歴および履歴
1889年(明治23)の町村制施行により、南条郡内には鹿見村・茶臼山村・武生町・王子保村・南日野村・北杣山村・南杣山村・湯尾村・宅良村・今庄村・鹿蒜村・河野村・坂口村が成立した。
南杣山村は日野川中流域に位置していた。村名は杣山荘と杣山郷の南方に位置したことに由来する。新河原・鯖波・上別所・奥野々・阿久和・中小屋の6村が合併して成立した。役場は鯖波に設置されていた。
2023年5月、当館に寄贈。
南杣山村は日野川中流域に位置していた。村名は杣山荘と杣山郷の南方に位置したことに由来する。新河原・鯖波・上別所・奥野々・阿久和・中小屋の6村が合併して成立した。役場は鯖波に設置されていた。
2023年5月、当館に寄贈。
資料群の概要
資料は273点(目録作成済)とその余。南杣山村役場で作成された公文書が大半を占める。
南杣山村では1901年(明治34)に杣山尋常小学校(2学級)と城山尋常小学校(1学級)の2小学校を新築し、230円の建築費を要した。これらは主に借入金1,255円、寄付金759円、村税の増加によってまかなわれた。村税の中では1899年(明治32)に531円であった戸別割が1900年(明治33)~03年(明治36)にかけて1,270円から1,539円に急増した。こうした戸別割の増加には隔離病舎新築費1,179円も含まれていたが、正教員の雇用や教科用図書・教具の購入によって経常の教育費も上昇しており、歳出に占める教育費の比重は高かった。また、寄付金は区ごとにまとめて校区の学校に寄付されており、借入金の償還も学校ごとの建築費、学校への距離、建設の経緯によって区ごとに傾斜配分された。さらに両小学校は児童数の増加のため、それぞれ1908年(明治41)と1910年(明治43)に増築を行った(「村立尋常小学校舎新築関係書類」(00103)「学校ニ関スル契約証類」(00104)「村立尋常小学校新築費借入関係書類」(00105)「村立小学校改増築設計関係書類」(00106))。
こうした多額の教育費の負担配分が分かるのが「歳入出予算精算下調書綴」(00065)である。市町村財政と学校財政の関係について一つの典型例を示している。
否撮カードはなし。
南杣山村では1901年(明治34)に杣山尋常小学校(2学級)と城山尋常小学校(1学級)の2小学校を新築し、230円の建築費を要した。これらは主に借入金1,255円、寄付金759円、村税の増加によってまかなわれた。村税の中では1899年(明治32)に531円であった戸別割が1900年(明治33)~03年(明治36)にかけて1,270円から1,539円に急増した。こうした戸別割の増加には隔離病舎新築費1,179円も含まれていたが、正教員の雇用や教科用図書・教具の購入によって経常の教育費も上昇しており、歳出に占める教育費の比重は高かった。また、寄付金は区ごとにまとめて校区の学校に寄付されており、借入金の償還も学校ごとの建築費、学校への距離、建設の経緯によって区ごとに傾斜配分された。さらに両小学校は児童数の増加のため、それぞれ1908年(明治41)と1910年(明治43)に増築を行った(「村立尋常小学校舎新築関係書類」(00103)「学校ニ関スル契約証類」(00104)「村立尋常小学校新築費借入関係書類」(00105)「村立小学校改増築設計関係書類」(00106))。
こうした多額の教育費の負担配分が分かるのが「歳入出予算精算下調書綴」(00065)である。市町村財政と学校財政の関係について一つの典型例を示している。
否撮カードはなし。
県史収載
『通史編5 近現代1』P434-439
県史以外の収載
 
備考
 
利用上の注記(原本閲覧)
 
利用上の注記(二次利用)
 
利用条件(文書館)
閲覧できない資料あり
複製本番号
 
関連資料一覧
縮小画像の表示/非表示
表示
件
表示順